この記事に興味をもたれた方は、携帯料金を少しでも安くおさえて節約をしたいと考えてはいるけど「格安SIMに乗り換えると安くなるのはわかるけど、契約の仕方、スマホの設定方法などが自分で出来るか不安、どこの格安SIMを選べば良いのか分からない。」とお悩みのことと思います。
そんな方のお悩みを解決するべく、この記事で詳しく解説していきます。
格安SIM選びで一番重要な事は「自分の使い方に適している格安SIMを選ぶ事」です。
まずは、初心者の方や、「自分で全部出来るかな?」と不安を抱えている方に分かりやすく、
格安SIMを選ぶ基準についてのポイントを解説します。
次のポイントをおさえて格安SIMを選べば必ずあなたにピッタリの格安SIMを選ぶことが出来るでしょう。
自分の使い方に適している格安SIMの選び方
格安SIMを選ぶ上で、最初に決めるべき3つを分かりやすく解説していきます。
1.データ通信専用プラン OR 音声通話付プランを決める
格安SIMにはデータ通信専用プラン、音声通話付プランの二種類があります。
簡単に説明すると、インターネットだけが使えるプランと、インターネットと音声通話が使えるプランになります。
音声通話付プラン
音声通話というのは、090や080、070などから始まる一般的な携帯電話の番号が使えます。
今まで大手キャリア(ドコモ、AU、ソフトバンク)で使っていた番号をそのまま引き継ぐMNP(モバイルナンバーポータビリティ)にも対応しています。
MNPを使って乗り換えすれば、いま使っている携帯番号をそのまま使えます。
格安SIMで「通話かけ放題」「5・10分間かけ放題」なども追加オプション料金を支払って選択することが出来ます。
「5・10分間かけ放題」は多くの格安SIM会社が対応していますが、「通話かけ放題」は対応している格安SIM会社は少ないです。
「通話かけ放題」を選択肢に入れる場合は、対応している格安SIMを選ぶ必要があります。
多くの方はこの「音声通話付きプラン」を選択することになります。
データ通信専用プラン
データ通信専用プランでは「090、080、070」などの電話番号を使った通話が出来ません。
もう一つの「データ通信専用プラン」は、音声通話を必要としない方向けです。
音声通話付きプランに比べ月々の基本料金を600円ほど安く使うことができます。
「通話はLINEだけ使えれば十分」といった方や、「しっかりと節約したい」方にはおすすめです。
2.毎月利用するデータ通信量を推測する
毎月使用するデータ通信量を推測し、あなたにピッタリなプランを見つけましょう。
毎月の基本料金が決まる大切な部分です。少しでも多く節約するために最適な容量を選びましょう。
データ通信量の単位は「GB(ギガバイト)」の単位であらわしています。
1GBは1000メガ(MB)です。
GB(ギガバイト)が増えると基本料金も上がってきます。
選択すべきデータ通信量の目安を掲載しますので、参考にしてみてください。
利用する用途 | データ通信量の目安 |
メールの確認や主にLINE等のメッセージなど | 1GB |
SNSやゲームをを日常的に使用 | 3GB~6GB |
音楽やYouTubeなどの動画視聴 | 10GB以上 |
回線種別 | 基本データ容量 | 無料通話 | |
ワイモバイル(Y!mobile) | ソフトバンク | 3GB、10GB、14GB | 基本10分以内無料 月々1,000円+で無制限 |
LINEモバイル | ドコモ、AU,ソフトバンク | 500MB、3GB、6GB、12GB | 10分かけ放題月々880円 (専用アプリからの通話) |
楽天モバイル | 楽天、AU | 楽天エリアは使い放題 エリア外は5GB | 国内通話かけ放題 (専用アプリからの通話) |
OCN モバイル ONE | ドコモ | 1GB、3GB、6GB、10GB、20GB、30GB | 10分かけ放題、月々850円 上位3番号が0円、月々850円 上記2つセット、月々1,300円 |
IIJmio | ドコモ、AU | 1GB、3GB、6GB、12GB | 10分以内無料、月々830円 (専用アプリからの通話) |
3.利用するキャリア回線の種類を決める
回線の種類とは、大手キャリア3社(ドコモ、AU,ソフトバンク)の事です。
2020年4月8日に楽天モバイルは自社で基地局を建設し、自社で構築した回線を利用したサービスを開始しました。
免許を与えられた電波をフルに利用できるため、ドコモ、AU,ソフトバンクと同列になります。
2020年現在、大手キャリアとは楽天モバイルを合わせた4社となります。
自前で基地局を構築する関係上、当初はどうしても基地局が少なく、不利となりますが、大半の地域で当面は自動的にAU回線に切り替わります。
回線の種類を決める上で大事な要素が2つあります。
1・使用予定であるスマートフォンの購入元(大手3キャリア)
2・使用予定の電波エリア
それぞれ解説します。
大手キャリアを選ぶ方法をまとめた記事もありますので、よろしければ参考にしてください。
ここまでのまとめ
- データ通信専用プラン OR 音声通話付プランを決める
- 毎月利用するデータ通信量を推測する
- 利用するキャリア回線の種類を決める
例1、音声通話付プラン、毎月のデータ量は3ギガ、ドコモ回線
例2、データ通信専用プラン、毎月10GB、ソフトバンク
のように決めてから数多くある格安SIM会社を選ぶとスムーズに決める事ができます。
格安SIMおすすめランキング5選
1位・ワイモバイル(Y!mobile)
2位・LINEモバイル
3位・楽天モバイル
4位・OCN モバイル ONE
5位・IIJmio(アイアイジェイミオ)
順番に解説していきます。
1位・ワイモバイル(Y!mobile)
ワイモバイルはソフトバンクのサブブランドとして「格安SIM」「格安スマホ」を提供しています。
ワイモバイルはソフトバンクの自社回線を利用しているので、大手キャリアと同じ安定した速度で快適に利用できるのが最大のメリットです。
ソフトバンクからの乗り換えでしたら、「SIMロック解除」が不要で、通信品質も同等でありながら、毎月の使用料金を大幅に節約することができます。
ソフトバンクから乗り換えない理由が見つからないほどです。
2位・LINEモバイル
LINEモバイル最大の特徴は「データフリーオプション」です。
対象サービス利用時にデータ通信量を消費しない機能のことをいいます。データ容量を使い切っても(通信速度制限がかかっても)、データフリー対象サービスの通信速度は落ちません。
LINEデータフリー(月額無料)、SNSデータフリー(月額+280円)や、SNS音楽データフリー(月額+480円)の3タイプから選ぶ事ができます。自分の使い方に合ったプランを選び、月々の使用料を節約することができます。
音声通話・ビデオ通話の利用も対象ですので、家族や友達との通話、ビデオ通話を多く使う方には最適でしょう。
3位・楽天モバイル
2020年4月8日より独自の楽天回線を用いた、ドコモ、AU、ソフトバンクに続く第4の携帯キャリアサービスです。
月々の支払いで楽天ポイントがずっと2倍貯まるなどの特典がありますので、楽天を普段から使う人には特におすすめできます。
楽天をあまり使わない人にも非常にお得な料金で使用することができます。
楽天回線エリアでは高速データ通信が使い放題、いま話題の5G通信でも使い放題など、他社とくらべても圧倒的に優れています。
楽天回線エリアが東京、名古屋、大阪などの一部に限られていますが、メインで使う地域が楽天回線エリア内なら「楽天モバイル一択」と言っても過言ではないほどのサービス内容になっています。
楽天回線エリア外では、AUの回線へ自動的に切り替わり、データ容量が5GBまで高速、容量を超過した後は通信速度最大1Mbpsで使い放題になります。
しかし、通信速度最大1Mbpsの速度は、標準画質の動画は問題ないレベルで再生できますので、使用には十分耐える速度といえるでしょう。1Mbpsはドコモ、AU,ソフトバンクの低速状態128Kbpsの8倍!です。
2980円のプラン料金が一年間無料になるキャンペーンを行っており「一年間無料でお試し」状態と、使わないと損!レベルです。
4位・OCN モバイル ONE
最初にデメリット。
データ専用SIMでは、SMS(ショートメッセージ)が別料金。OCN モバイル ONEにかぎらず、ドコモ系の多くは別料金になっています。
SMSが必要なアプリの認証などに必須と言えますので、込々料金のAU系に比べお得感が減ります。
使用頻度が限られるSMSに、月々の基本料+120円は痛手です。
しかし、OCN モバイル ONEではSMSも使える音声対応SIMは他社と同等ですので、十分候補に入ります。
もう一つ、かけ放題とセットで申し込む時には、必須といえるキャッチホンです。流石ドコモ系、月額200円と高いです。
次にメリットです。
NTTグループだから安心の高品質
山間部では圧倒的なつながりやすさ。
将来的にドコモのサブブランドになるかも?
今現在はサブブランドではありませんので、本家ドコモにくらべて通信速度は控えめです。
電波の入りと安定性を重視する方に向いています。
OCNモバイルONEは、「OCNプレミアムサポート for スマートフォン」という月額390円(税抜)のサービスを提供しています。
1.スマホの初期設定をオペレーターが電話でサポート。
2.必要ならオペレーターが遠隔でスマホを操作してくれる。
3.インスタグラム・LINE・YouTubeなどのアプリの使い方もサポート。
スマホに関する分からないことは何度でも、電話で相談できますので、「店頭サポートがない格安SIMは不安」との方でも安心して使うことができます。
5位・IIJmio(アイアイジェイミオ)
信頼できる老舗のIIJmio
IIJmioは格安SIMが普及する前からサービスを展開しており、通信速度には定評がありました。現在でも利用者が非常に多く人気の会社です。
IIJmioならドコモ網もau網もどっちも選ぶことができる、マルチキャリア対応しています。
データシェアも可能と欲しい機能やサービスが充実しています。
IIJmioはセット販売も展開しています。
選べるスマホの機種が充実しており、SIMフリースマホとセットで検討している方でも安心して購入できます。
プランのデータ容量を複数人でシェアできる「ファミリーシェアプラン」もありますので、家族でデータ量を分け合えお得に使うこともできます。
IIJmioの料金プラン
音声通話機能付き SIM(みおふぉん) | SMS機能付きSIM | データ通信専用SIM | |
ミニマムスタート プラン(3GB) | 1,600円 | 1,040円 | 900円 |
ライトスタート プラン(6GB) | 2,220円 | 1,660円 | 1,520円 |
ファミリーシェア プラン(12GB) | 3,260円 | 2,700円 | 2,560円 |
まとめ
まず最初に、格安SIMを選ぶ上で重要な3つを決める。
- データ通信専用プラン OR 音声通話付プランを決める
- 毎月利用するデータ通信量を推測する
- 利用するキャリア回線の種類を決める
この3つが決まれば、自分に最も適した格安SIMを決めることができますので、格安SIM選びで失敗することはなくなるでしょう。
ぜひ、格安SIMおすすめランキング5選を参考にしながら、快適な格安SIMライフをおくってください。